“上衣(うはき)” の例文
帽も上衣(うはき)も裳(ジユツプ)も黒つぽい所へ、何処(どこ)か緋や純白や草色(くさいろ)を一寸(ちよつと)取合せて強い調色(てうしよく)を見せた冬服の巴里(パリイ)婦人が樹蔭(こかげ)を行(ゆ)き交(か)ふのも面白い。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
支那人の残忍な気持が我我(われわれ)日本人の解して居るよりも徹底して表現されて居るやうに想はれた。婦人の観客(くわんかく)が上衣(うはき)を脱いで肉色(にくいろ)の勝つた胴衣(コルサアジユ)の美しいのを誇りかに見せるのは大阪風に似て居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)