上端あがりはな)” の例文
大きな囲炉裏の自在鉤の向うから、ひと摘みほどのちょん髷をのっけた白髪のおじいさんが上端あがりはなまでころげ出して来て
生霊 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
上端あがりはなに坐れる妻の背後うしろすぐるとてしたたかその足を蹈付ふんづけたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)