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上方訛
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かみがたなま
ふりがな文庫
“
上方訛
(
かみがたなま
)” の例文
「せやさかい」というのが口ぐせであり、江戸弁は荒っぽいから、しょうばいには
上方訛
(
かみがたなま
)
りに限る、というのがその主張であった。
へちまの木
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
主八の宗助は五十六七の
粗野
(
そや
)
な男で、生れながら町人ではないらしく、手足の荒れ、肩幅の廣さ、どこから見ても勞働者あがりで、言葉にはひどい
上方訛
(
かみがたなま
)
りがあります。
銭形平次捕物控:210 飛ぶ女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
津村の人柄にもどこか大阪のぼんちらしいおっとりした円みが出来、まだ抜け切れない書生言葉のうちにも
上方訛
(
かみがたなま
)
りのアクセントが、———前から多少そうであったが
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「帰って来たんだが」とその客は少し
上方訛
(
かみがたなま
)
りのある言葉で云った。「どうやら、またでかけなければならないようだ」
夜の蝶
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
主人の死んだ後の店を引受けてやつて居るのは、善七といふ若い番頭で、精々三十にもなるでせうか、色白の優男で、少し
上方訛
(
かみがたなま
)
りはありますが、客扱ひは申分ありません。
銭形平次捕物控:165 桐の極印
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
訛
漢検1級
部首:⾔
11画
“上方”で始まる語句
上方
上方唄
上方者
上方風
上方辺
上方筋
上方路
上方勢
上方女
上方流