“上尾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あげお75.0%
あげを25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大宮から上尾あげおへ二里——上尾から桶川おけがわへ三十町——桶川からこうへ一里三十町——鴻の巣から熊谷へ四里六町四十間。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
熱し熱しと人もいい我もかこつ。鴻巣こうのす上尾あげおあたりは、暑気あつさめるあまりの夢心地に過ぎて、熊谷という駅夫の声に驚き下りぬ。ここは荒川近きにぎわえる町なり。
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それは何でも其家屋の抵当に入つてから後の事だ相だが、ある日かれは金を借ようと思つて、上塩山かみしほやま上尾あげを貞七の家をたづねた事があつた。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)