上吊うわづ)” の例文
だしぬけに鋭いヒステリックの声を浴びせられて、気でも違いはしないかというように、林之助は呆気あっけにとられた顔をしてお絹をみると、彼女のものすごい眼は上吊うわづっていた。
両国の秋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
おこうの眼が、一時に上吊うわづった。