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三舎
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さんしゃ
ふりがな文庫
“
三舎
(
さんしゃ
)” の例文
小唄の師匠のお組と掴み合いの喧嘩をした後の
凄
(
すさま
)
じい発作は、恐らく因業で聞えた母親さえも、
三舎
(
さんしゃ
)
を避ける外は無かったのでしょう。
銭形平次捕物控:236 夕立の女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
彼は
自
(
みず
)
から信ずるの
篤
(
あつ
)
きのみならず、その執着力の
強靭
(
きょうじん
)
果鋭なるにおいては、王安石もまた
三舎
(
さんしゃ
)
を避くる程なりき。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
ところが、事実はもう立派な若者だし、ものいえば、戦国の策士、三国の謀士なども、
三舎
(
さんしゃ
)
を避けるばかり、ことばの
隅々
(
すみずみ
)
まで、智慧がゆき届いている。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「それに致しても、そのやさしい姿で、心の
猛
(
た
)
けだけしさは、われわれも
三舎
(
さんしゃ
)
を避けるのう」
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
いわんや奥州の棚倉などいうような所へ、懲戒的に国替させられるような中大名にあっては、その藩士の漂泊生活というものは、明治の今日の軍人や裁判官も
三舎
(
さんしゃ
)
を避けるくらいであった。
名字の話
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
舎
常用漢字
小5
部首:⼈
8画
“三舎”で始まる語句
三舎巷