“三石”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みついし88.9%
みいし11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
直義の大軍勢は、破竹はちくの勢いで、備前和気郡の三石みついしへかかっていた。——船坂峠へかけて、ここは山陽第一のけんといわれる砦である。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また小沢岳から三番手山(千七百九十米四の三角点を含む山)、三石みついし山(千六百二十一米の峰)に至る迄とは、遠望した所ではさしたる事も有るまいと見たが
利根川水源地の山々 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
兵庫県と岡山県の境になった上郡と三石みいし間の隧道トンネル開鑿かいさく工事は、多くの犠牲者を出してようやく竣工しただけに、ここを通る汽車は、その車輪の音までが
隧道内の怪火 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)