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『隧道内の怪火』
ふりがな文庫
『
隧道内の怪火
(
とんねるないのかいか
)
』
兵庫県と岡山県の境になった上郡と三石間の隧道の開鑿工事は、多くの犠牲者を出してようやく竣工しただけに、ここを通る汽車は、その車輪の音までが、 「骨がたりない、トコトコトン」 と聞えると云って、車掌たちから恐れられていた。 それは十数年前の夏 …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
三石
(
みいし
)
壮
(
わか
)
慄
(
ふる
)
開鑿
(
かいさく
)
隧道
(
トンネル
)
駈
(
か
)