三形王ミカタノオホキミ)” の例文
馬上の主人も、今までソレばかり考へて居た所であつた。だが彼の心は、瞬間明るくなつて、先年三形王ミカタノオホキミの御殿でのウタゲクチズサんだ即興が、その時よりも、今はつきりと内容を持つて、心に浮んで来た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)