三尾みを)” の例文
また三尾みをの君加多夫かたぶが妹、やまと比賣に娶ひて、生みませる御子、大郎女、次に丸高まろたかの王、次にみみの王、次に赤比賣の郎女四柱。
大御舟おほみふねててさもらふ高島の三尾みを勝野かちぬなぎさし思ほゆ」(巻七・一一七一)、「朝なぎに向けがむと、さもらふと」(巻二十・四三九八)等の例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
品太ほむだの王の五世の孫袁本杼をほどの命伊波禮いはれ玉穗たまほの宮にましまして、天の下治らしめしき。天皇三尾みをの君等が祖、名は若比賣に娶ひて、生みませる御子、大郎子おほいらつこ、次に出雲の郎女二柱。