三合さんごう)” の例文
モウ一盃、これでお仕舞しまいりきんでも、徳利とくりふって見て音がすれば我慢が出来ない。とう/\三合さんごうの酒を皆のん仕舞しまって、又翌日は五合飲む。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
三合さんごう位はいっている大きいびんのを買って来て、たのしみにうつわへうつしてつかう。二年位あるような気がする。原稿用紙の前には小さい手鏡を置いて、時々舌を出したり、眼をぐるぐるまわして遊ぶ。
生活 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
さてその飲みようも至極しごくお租末、殺風景で、ぜにの乏しいときは酒屋で三合さんごうか五合かって来て塾中でひとり飲む。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)