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万能
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ばんのう
ふりがな文庫
“
万能
(
ばんのう
)” の例文
旧字:
萬能
「ふふん、こんな錠なんか、なんでもないや。ぼくは明智先生の発明された、
万能
(
ばんのう
)
かぎを持っているんだからね。」
大金塊
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
万能
(
ばんのう
)
的なのは一心がかたまらぬせいか、心が
籠
(
こも
)
らないせいか、傑出するには足りなかった。それを見ると、不器用の一心がかえって芸道のことには上達の見込みがあるか。
幕末維新懐古談:78 谷中時代の弟子のこと
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
わたしたちはいっしょうけんめい、止まれ、止まれと
呼
(
よ
)
びながら、あとから追っかけた。わたしはカピに牛を止めるように声をかけた。だがだれでも
万能
(
ばんのう
)
ということはできない。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
父親が
万能
(
ばんのう
)
早解りでありながら、一能に
精通
(
せいつう
)
する能力に欠けていたからである。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
小林少年は、いつもポケットにいれている
万能
(
ばんのう
)
かぎで、ドアをひらいて、井上君といっしょに、部屋を出ました。
妖星人R
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
万能
(
ばんのう
)
ナイフ、黒いきぬ糸のなわばしご(まるめると、ひとにぎりになってしまいます。)
灰色の巨人
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
ノコギリやヤスリなどのついた
万能
(
ばんのう
)
ナイフ、虫メガネ、
錠
(
じょう
)
まえやぶりの名人が持っているような万能かぎたば、それから、なんだかわからない銀色の三十センチほどの長さの太い
筒
(
つつ
)
など。
鉄塔の怪人
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
“万能”の意味
《名詞》
万能(ばんのう)
全ての物事に効き目があること。
色々な物事に巧みなこと。
(出典:Wiktionary)
万
常用漢字
小2
部首:⼀
3画
能
常用漢字
小5
部首:⾁
10画
“万能”で始まる語句
万能膏
万能散