七八なゝやつ)” の例文
およそ医師二人ににん以上立会うときは十の場合が七八なゝやつまで銘々見込を異にする者なればし此場合に於ても二人其見る所同じからず
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
町家ちやうか内儀ないぎらしい丸髷まるまげの女が七八なゝやつツになる娘の手を引いて門のなか這入はいつて行つた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)