一陰翳いちいんえい)” の例文
私が書いている物語の娘に附与したい性格をささやいてれそうな一光閃いちこうせんも、一陰翳いちいんえいもこの河面からはして来ない。かえってだんだん川にも陸の上と同じような事務生活の延長したものが見出されて来る。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)