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一瀉
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いっしゃ
ふりがな文庫
“
一瀉
(
いっしゃ
)” の例文
それを私は今
一瀉
(
いっしゃ
)
千里の勢いで署名してしまったのであった。それがこの若い秘書には嬉しかったのであろう。
陰獣トリステサ
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
坑道内の傾斜を泥の濁流が
一瀉
(
いっしゃ
)
千里にながれて行ったことだろう。さらに
坑口
(
あなぐち
)
の一台地にいた軍勢も、投石や投木に打ちひしがれ、そこもほとんど全滅的な
酸鼻
(
さんび
)
だった。
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ひつじは
俄然
(
がぜん
)
虎になった。処女は
脱兎
(
だっと
)
になった。いままで
湲々
(
えんえん
)
と流れた小河の水が
一瀉
(
いっしゃ
)
して海にいるやいなや
怒濤
(
どとう
)
澎湃
(
ほうはい
)
として岩を
砕
(
くだ
)
き石をひるがえした。光一の舌頭は火のごとく熱した。
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
一瀉
(
いっしゃ
)
千里もって今日の新日本には到着したり。
将来の日本:04 将来の日本
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
と満腔の毒を
一瀉
(
いっしゃ
)
して
浴
(
あび
)
せかくる。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
瀉
漢検1級
部首:⽔
18画
“一瀉”で始まる語句
一瀉千里