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一子
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いっし
ふりがな文庫
“
一子
(
いっし
)” の例文
老僧は
猶
(
なお
)
も父が病中母を
罵
(
のの
)
しったこと、
死際
(
しにぎわ
)
に大塚剛蔵に其
一子
(
いっし
)
を托したことまで語りました。
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
彼と
交誼
(
こうぎ
)
を結ばん事を望み居たれば、この人によりて双方の秘密を保たんとて、親戚の者より同医に
謀
(
はか
)
る所ありしに、
義侠
(
ぎきょう
)
に富める人なりければ直ちに承諾し、己れいまだ
一子
(
いっし
)
だになきを幸い
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
永井平馬の
一子
(
いっし
)
平太郎が、永井和泉守相続人として、明日は将軍御目見という時、三年前神隠しに逢って野州
二荒山
(
ふたらさん
)
の奥にいたという和泉守一子鉄三郎が江戸に
立還
(
たちかえ
)
り、改めて家督相続を願い出で
銭形平次捕物控:080 捕物仁義
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
一時の悲痛苦悶はさることながら、自分にも
一子
(
いっし
)
を分ちて、家庭の
冷
(
ひや
)
やかさを忘れしめよとあるに、これ
将
(
は
)
た
辞
(
いな
)
みがたくして、われと血を吐く思いを忍び、彼が在郷中の苦痛を
和
(
やわら
)
げんよすがにもと
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
“一子”の意味
《名詞》
一人っ子。
多くの子供の中の一人。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“一子”で始まる語句
一子相伝