一刺ひとさ)” の例文
ついては深夜、由利どのと忍び逢うやくそくなりしをさいわい、伊吹屋へまいり、眠る由利どのを一刺ひとさしにいたし申し候。
「かしこまりました」と、ぞうさもなくおひき受けして飛んでかえり、みこがかわやにおはいりになろうとするところを待ち受けて、一刺ひとさしにし殺してしまいました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)