“錦布”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんき50.0%
きんぎれ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九段からあのお壕端かけてかえりはことに錦布きんきれの薩摩侍が大ぜい殺気立っていたっけ、このごろ毎度のことだから気にも留めていなかったし、それにこっちは師匠のことで一杯だったから
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
幕兵とちがって、連日、戦に勝っている驕兵きょうへいだし、肩の錦布きんぎれが、めずらしくて、誇りがましくて、犬にも威張ってみたいような薩摩兵の群れであった。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)