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諸有
ふりがな文庫
“諸有”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あらゆ
60.0%
あらゆる
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あらゆ
(逆引き)
私は人がよく
後指
(
うしろゆび
)
さして
厭
(
いや
)
がる醜い傴僂や
疥癬掻
(
ひつッかき
)
や、その手の真黒な事から足や身体中はさぞかしと推量されるように
諸有
(
あらゆ
)
る汚い人間
夏の町
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
これ神を恐れず、人を恐れず、
諸有
(
あらゆ
)
る世の美徳を罵り尽せし、惨酷なる、
将
(
は
)
た、勇敢なる、反抗と汚辱との石像に非ずして何ぞ。
夜あるき
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
諸有(あらゆ)の例文をもっと
(6作品)
見る
あらゆる
(逆引き)
貫通車の三等室、東京以北の
諸有
(
あらゆる
)
国々の訛を語る人々を、ぎつしりと詰めた中に、二人は相並んで、布袋の様な腹をした忠太と向合つてゐた。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
不図渠は、
諸有
(
あらゆる
)
生徒の目が、
諄々
(
くどくど
)
と何やら話し続けてゐる校長を見てゐるのでなく、渠自身に注がれてゐるのに気が付いた。
例
(
いつも
)
の事ながら、何となき満足が渠の
情
(
こころ
)
を唆かした。
足跡
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
諸有(あらゆる)の例文をもっと
(4作品)
見る
諸
常用漢字
小6
部首:⾔
15画
有
常用漢字
小3
部首:⽉
6画
“諸有”で始まる語句
諸有司
検索の候補
諸有司
多有諸恐怖
捨於一切諸有為
“諸有”のふりがなが多い著者
石川啄木
永井荷風