“マスター”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
旦那50.0%
船長50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白い旅客たちの旦那マスター奥様ミセスたちを奇襲して、その手相を明らかにあらわれていると称して、ひどく猥褻わいせつなことを、たとえばあの
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
ことに、豪快倨傲ごうかいきょごうの破壊神邪魔シヴァにとっては、一日も耐えられない汚辱に相違ない——が、この旦那マスター方はルピを持っている。連隊を教練している。
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
すると、同市マカラム街の珈琲コーヒー店キャフェ・バンダラウェラでは、タミル族の女給どもを多量に用意して、この「旦那マスター」方の来潮に備えていたのだ。
ヤトラカン・サミ博士の椅子 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
「いや、こんな場合、うそも方便ですか。釧路丸の船長マスターは、代りの砲手を雇ったんですから、鯨と聞いたら、じッとしてはいませんよ」
動かぬ鯨群 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
「成る程、それで、あとをつけた船長マスターの手で、あの惨劇が起されたわけですわ。……いや、よく判りました。実に御明察ですわい」
動かぬ鯨群 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
老獪な船長マスターは、そうした不思議な鯨共を容易たやすく撃ち捕るために、密かに禁止された仔鯨撃ちを、永い間安吉に命じていたのだった。
動かぬ鯨群 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)