“ナギ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:なぎ
語句割合
60.0%
崩崖20.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近々と、谷を隔てゝ、端山の林や、ナギの幾重も重つた上に、二上フタカミ男嶽ヲノカミの頂が、赤い日に染つて立つてゐる。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
よべひと夜 時雨いたりて明けたれば、崩崖ナギのもみぢの 濡れてかなしき
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
熊野の男の布教者は、ナギをもつて歩き、女の布教者は、椿をもつて歩いたのではあるまいか。此は、私の仮説である。とにかく、山人が椿の桙を持つて来たから、海石榴市である。
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)