“トネ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:とね
語句割合
宿老58.3%
長老25.0%
刀禰16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おきな・おみな(媼)の古義は、邑国の神事の宿老トネの上位にある者を言うたらしい。
翁の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
又處置方について伺うた横佩墻内の家の長老トネ・刀自たちへは、ひたすら、汝等の主の郎女を護つて居れ、と言ふやうな、抽象風なことを、答へて來たりした。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
ひとのとも、刀禰トネなどのとで、神の配下の家の意であらうか。カミの属隷の義だらう。カミのみ・ツミ(つは領格の語尾)のみなど、皆精霊の義であらうか。女性の神称に多いなみのみも同様である。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)