“スクエア”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
広場40.0%
広辻20.0%
方園20.0%
小広路20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうして体にばかり気を取られていた発見者の横を、影のようにするりと抜け出たであろう「斬り裂くジャック」は、すぐその足でアルドゲイトのミルト広場スクエアへ立ちまわり、四十五分後には
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
そう言うと彼は蝋燭を吹き消し、外套を着て、あの医学の牙城といわれるキャヴェンディッシュ広辻スクエアの方へと出かけた。
広辻スクエアのところまでやってくると、そこは一面に風と埃とが舞っていて、庭園の細い樹々は柵にぶっつかっていた。
鉄柵をめぐらした方園スクエアの樹木が闇の中に黒々と浮上っている。傾きかかった路傍の街燈が、音をたてて燃えていた。坂口の歩いてゆく狭隘せまい行手の歩道は、凹凸が烈しかった。
P丘の殺人事件 (新字新仮名) / 松本泰(著)
彼は方園スクエアを過ぎて、心もち弓なりになったクロムウェル街を、俯向きながら歩いていると、すぐ五六間先の敷石の上に倒れている女の姿を見付けた。れは丁度コックス家の前あたりであった。
P丘の殺人事件 (新字新仮名) / 松本泰(著)
自動車はまたけもののやうに走りだした。そして街の小広路スクエアで立ちどまる度に