“シリング”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
92.3%
一志7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そんな話は癇にさわるからよせ。三人の懐を合せたって十シリングもないくせに。無駄な夢は見ないようにしようよ」
三界万霊塔 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「さあ、私は誓ってもよいんですが、はじめたしかに四シリングと書いたのに、はっきり十四シリングとなっているんです」
私の体温が、彼を眠りに誘ったのです。何という、一志シリングの切れかかった瓦斯ストウヴのような可愛いいびき! 鼻を突いてやりましょうか。
踊る地平線:10 長靴の春 (新字新仮名) / 谷譲次(著)