“シリン”の漢字の書き方と例文
ひらがな:しりん
語句割合
志100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すぐさま近くの百貨店ボン・マアシェへ出かけて行ってみると畳一枚に近い大きさのが、たった十三志(シリン)——約六円半——だ。
これでけちがついたとみえてあとの三回も負けつづけ、ひと頃は一攫(いっかく)七十金も領していたのが、あとでしらべてみると、とどのつまり三志(シリン)ばかりの損だった。
『わたしどもの言う馬が勝たなかったら、お金はそっくりかえしますよ——金一志(シリン)で、この紙にきょうの勝ち馬がすっかり書いてある。へん、安いもんでさあ。』
六片のものを六志(シリン)はおろか六磅(ポンド)にも売りつけるやつがないとは限らない。忘れてはいけない。ここは詐欺と掏摸(すり)とこそ泥が組織的に横行する権利のある競馬場だからだ。
ただの板を釘づけにしただけの荷造り用の木箱でさえ、約十円の一磅(ポンド)——二十志(シリン)——もする。タイムスの弾薬箱にいたっては、蜜柑(みかん)箱ほどもなくて十志(シリン)——ざっと五円——である。