“ケサ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:けさ
語句割合
今朝80.0%
袈裟20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今朝ケサ朝目アサメがよかつたから」「何と言ふ情ない朝目でせう」などゝ、そは/\と興奮したり、むやみに塞ぎこんだりして居るのを、見聞きしてゐた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
特別に気はかれなかつた郎女だけれど、よく其人々が、「今朝ケサ朝目アサメがよかつたから」「何と言ふ情ない朝目でせう」などゝ、そは/\と興奮したり、むやみに塞ぎこんだりして居るのを
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
女たちの噂した所の、袈裟ケサで謂へば、五十条の大衣ダイエとも言ふべき、藕糸グウシの上帛の上に、郎女の目はぢつとすわつて居た。やがて筆は、タノしげにとり上げられた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)