“げさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
袈裟96.2%
卑俗3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
疵は、逃げようとしたところをでも追い斬りに斬り下げられたらしく、右肩から左へはすにうしろ袈裟げさが一太刀です。
三人が眼をあげると、お菊は右の肩先からうしろ袈裟げさに切下げられて、冷たい土の上に横たわっていた。播磨は彼女の死骸を井筒の底へ沈めろといい付けた。
番町皿屋敷 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「よかよか、人んこつ心配せんちゃよか、金持ちどもは卑俗げさくしなん、構いなはらんがよかたい。」
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
「へっ。莫迦いいなさい。わしあ、そげん卑俗げさきこつ知らん。」
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)