“オヨソ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:およそ
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
屋敷を構へて居た蘇我臣ソガノオミなども、飛鳥の都では、次第に家作りを拡げて行つて、石城シキなども高く、幾重にもとり廻して、オヨソ永久の館作りをした。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此だけの語が言ひ淀み、淀みして言はれてゐる間に、姥は、郎女の内に動く心もちの、オヨソは、どつたであらう。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
さうして、オヨソ一月は、後から後から替つた色のが匂ひ出て、禿げた岩も、一冬のうら枯れをとり返さぬ柴木山も、若夏の青雲の下に、はでなかざしをつける。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)