“アマベ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:あまべ
語句割合
海部60.0%
海人部40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あまはせつかひとは、海部駈使丁アマハセツカヒの義である。神祇官の配下の駈使丁ハセツカヒとして召された海部アマベの民を言うたらしい。
だから実際は、山部ヤマベ海部アマベの種族と言ふでふ、元日本民族の分岐エダモノ者であつたのが、多いのではないかと思ふ。
其宰領が、山部宿禰なのでせう。ちようど海人部アマベがあまと言はれるやうに、山部もヤマと言はれてゐます。ヤマアタヘ・山君などいふのが、其です。
翁の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
海人部アマベの上流子弟で、神祇官に召された者が、海部駈使丁アマハセヅカヒであり、其が卜部にもなつた事は、既に述べた。