“わさび”の漢字の書き方と例文
語句割合
山葵100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶碗ちやわん三葉みつば生煮なまにえらしいから、そつと片寄かたよせて、山葵わさびきもののやうに可恐おそろしがるのだから、われながらおがさめる。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
少くも刺身さしみに対する山葵わさびくらいの役をするのではなかろうか。みどりの湖の岸に建っている白い塔の中に、金髪の王女が百年の眠りを眠っている。
簪を挿した蛇 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
「この外濠は湧くでありますからこの通り水が綺麗であります。此処で山葵わさびを作りましたが、蟹が喰べるので生長しません」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)