“ろしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
驢車66.7%
廬舎33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は陽城を出て、四頭立ての驢車ろしゃに美人を大勢のせ、酔うた彼は、馭者ぎょしゃの真似をしながら、城外の梅林の花ざかりを逍遥していた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
褐色の道路を、糧餉ひょうろうを満載した車がぞろぞろ行く。騾車らしゃ驢車ろしゃ、支那人のおやじのウオウオウイウイが聞こえる。長いむちが夕日に光って、一種の音を空気に伝える。
一兵卒 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
何者とも知れず、安喜県のほうから代州だいしゅう(山西省・代県)のほうへ向って、驢車ろしゃに家財を積み、十数名の従者を
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
帝城は金壁にかこまれ、瑠璃るりの瓦を重ね、百官の驢車ろしゃは、翡翠門ひすいもんに花のよどむような雑鬧ざっとうを呈している。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これを犯せば能く虎を役して人を害し人の廬舎ろしゃを焼く、白日これを見れば鳥の形なり、夜その鳴くを聞くに鳥の声なり、あるいは人の形と