“ろうじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
老茸25.0%
蝋茸25.0%
路次25.0%
露地25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何か有り合わせのもので茶漬ちゃづけを出してもらおうとすると、亭主ていしゅが季節がらの老茸ろうじでも焼こうと言っているところへ
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
勝重は今さらのように心の驚きを繰り返すというふうで、やがて茶屋の亭主がそこへ持ち運んで来た焼きたての老茸ろうじを景蔵にすすめ、自分でも昼じたくをしながら話した。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
それに蝋茸ろうじのおろしあえ。け物。赤大根。おまんが自慢の梅酢漬うめずづけの芋茎ずいき
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
はじめてつれて行かれましたときは七つか八つでござりましたからなにもわかりませなんだけれどもわたくしの父は路次ろうじのおくの小さな家に住んでおりまして母は二
蘆刈 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
その近所で、露地ろうじがあちこちにあって、芸人の住いがあった。今も宗右衛門町にある、富田屋のお勇が生んだのだ、というのは確かだ相である。
役者の一生 (新字新仮名) / 折口信夫(著)