“れんじまど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
欞子窓50.0%
櫺子窓30.8%
連子窓19.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さまざまな物売の声と共にそのへん欞子窓れんじまどからは早や稽古けいこ唄三味線うたしゃみせんが聞え、新道しんみち路地口ろじぐちからはなまめかしい女の朝湯に出て行く町家まちやつづきの横町よこちょう
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
顎十郎が組屋敷の吟味部屋ぎんみべやへ入って行くと、叔父の庄兵衛とひょろ松が、あけはなした櫺子窓れんじまどの下で、上きげんの高声で話し合いながら、笑っていた。
顎十郎捕物帳:05 ねずみ (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
お駒は定吉と二人で玄關横の連子窓れんじまどから、伸び上つて道臣の後姿を見送りながら、こんなことを言つて笑つた。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)