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連子窓
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れんじまど
ふりがな文庫
“
連子窓
(
れんじまど
)” の例文
それが終って、もとの寝所へ戻ったとき、
連子窓
(
れんじまど
)
がほのかに白んでいた。寝所まで送って来た周防が、帰ろうとするのを、甲斐が呼びとめた。
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
お駒は定吉と二人で玄關横の
連子窓
(
れんじまど
)
から、伸び上つて道臣の後姿を見送りながら、こんなことを言つて笑つた。
天満宮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
そこで、再び歌を思うことに気分を転じようとつとめる途端、ふと何かの気配を感じて、縁に沿うた
連子窓
(
れんじまど
)
を見ました。そこに何やらの虫が羽ばたきをしている。
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
そして、石場に面した
連子窓
(
れんじまど
)
の雨戸を開けて、
戸外
(
そと
)
に見入った。
釘抜藤吉捕物覚書:12 悲願百両
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
連子窓
(
れんじまど
)
の障子がうっすら白んでいるようにみえた、頭は濁り、躯はふらふらし、なにかのぬけがらのような感じである。——妻のお石の姿が眼にうかんだ、甲だかな叫びごえが耳にまざまざと聞える。
おれの女房
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
“連子窓”の解説
連子窓(れんじまど)は、断面方形又は菱形の細長い木材(連子子)を縦又は横に連ねた連子を嵌め込んだ窓である。採光、通風、防犯を目的とする。
寺院や神社で用いられることが多く、日本では法隆寺、薬師寺、春日大社、大極殿の回廊等に見られる。当時は柱は丹(朱)、壁は白、連子窓は青(緑)に塗られることが多かった。一例として、三十三間堂の東大門は朱塗りと白壁・緑の連子窓が鮮やかな典型的な鎌倉様式で再建された。
茶室では竹格子を嵌めた窓を連子窓と呼ぶ。
(出典:Wikipedia)
連
常用漢字
小4
部首:⾡
10画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
窓
常用漢字
小6
部首:⽳
11画
“連子”で始まる語句
連子
連子橋
連子格子