“れいだん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
霊壇60.0%
冷暖20.0%
厲壇20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一点の御灯みあかし霊壇れいだんの奥に仰ぐ。——範宴は、ここに趺坐ふざすると、弱い心も、強い心も、すべてのが溶けてくるのを感じる。そして肉体を忘れる。在るのは生れながらの魂のみであった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
空を踏むがごとく、雲を行くがごとく、水中にけいを打つがごとく、洞裏とうりしつするがごとく、醍醐だいごの妙味をめて言詮ごんせんのほかに冷暖れいだん自知じちするがごとし。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
○『東国輿地よち勝覧』によれば韓国にても厲壇れいだんを必ず城の北方に作ること見ゆ。ともに玄武神の信仰より来たれるなるべし。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)