“りんご”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:リンゴ
語句割合
林檎90.8%
苹果9.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それからまた、その方がピエロン果樹園に侵入して熟した林檎りんごを盗んだことも明白である。陪審員諸君も十分認められることと思う。
「はあ、私もお相手を致しますから、一盃いつぱい召上りましよ。氷を取りに遣りまして——夏蜜柑なつみかんでもきませう——林檎りんごも御座いますよ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
さらあとに皿が出て、平らげられて、持ち去られてまた後の皿が来る、黄色な苹果りんご酒のつぼが出る。人々は互いに今日の売買の事、もうけの事などを話し合っている。
糸くず (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
「なんだか苹果りんごのにおいがする。ぼくいま苹果りんごのことを考えたためだろうか」カムパネルラが不思議ふしぎそうにあたりを見まわしました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)