“りゅうよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
劉曄61.5%
劉繇15.4%
柳葉15.4%
柳腰7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すでに彼の大軍は彼の命を奉じて、新野しんや、白河、樊城はんじょうなど、一挙にほふるべく大行動に移ろうとした時である。帷幕いばくにあった劉曄りゅうようが切にいさめた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
聞けば、いつのまにやら、敵は一部の兵力を分けて、曲阿へ向け、曲阿方面から劉繇りゅうようの本城——霊陵れいりょう城のうしろを衝いていた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
百歩をへだてて柳葉りゅうようを射るに百発百中するという達人だそうである。紀昌は遥々はるばる飛衛をたずねてその門に入った。
名人伝 (新字新仮名) / 中島敦(著)
髪も白い、からだも細い、柳腰りゅうようもやや曲がってはいる。——けれどその楚々そそたるすがたは、梅は老いてもなお梅であるように女らしいひとであった。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)