劉繇りゅうよう)” の例文
朱皓しゅこうのほうには、窄融さくゆうだの劉繇りゅうようなどという豪族が尻押しについたので、玄はたちまち敗戦に陥り、南昌の城から追いだされてしまった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
聞けば、いつのまにやら、敵は一部の兵力を分けて、曲阿へ向け、曲阿方面から劉繇りゅうようの本城——霊陵れいりょう城のうしろを衝いていた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
敗走兵の一部は、薛礼せつれい城へ逃げこんだ。そこを囲んでいるまに、敵将劉繇りゅうようが、小癪にも味方の牛渚ぎゅうしょの手薄を知って攻めてきたと聞いたので
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ほかでもありませんが、劉繇りゅうように付き従っていた将士は、その後、主とたのむ彼を見失って、四散流迷しております」
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)