“りゅうしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
竜舟33.3%
龍湫33.3%
龍州33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
供養の庭はしばらくの間、竜舟りゅうしゅうの音楽も声を絶って、造り花の蓮華にふる日の光の音さえ聞えたくらい、しんと静まり返ってしまいました。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
紅蓮白蓮ぐれんびゃくれんの造り花が簇々ぞくぞくと咲きならんで、その間を竜舟りゅうしゅう一艘いっそう、錦の平張ひらばりを打ちわたして、蛮絵ばんえを着た童部わらべたちに画棹がとうの水を切らせながら、微妙な楽のを漂わせて、悠々と動いて居りましたのも
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「それがし龍湫りゅうしゅう渡口わたしを警備しておりますと、上流江夏こうかのほうから、一艘の舟がただよい来って、二十名ほどの江賊が、岸へ上がって参りました」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
龍湫りゅうしゅうの岸辺にたむろして、さし控えておりまする
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
朱能のち龍州りゅうしゅうに死して、東平王とうへいおう追封ついほうせらるゝに至りしもの、あに偶然ならんや。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)