“りっすい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
立錐94.1%
溧水5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
満堂立錐りっすいの地なく、崇仰の感に打たれたる学生は、滔々として説き来り説き去る師の講演を、片言隻語も漏らさじと、筆を飛ばしておった。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
満場立錐りっすいの余地もない大入りで、色々な帽子やハンカチが場内一面にうごめいている有様は宛然さながらあぶらむしの大群のように見える。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
帝のためひそかに図る者をばたれとなす。いわく、黄子澄こうしちょうとなし、斉泰せいたいとなす。子澄は既に記しぬ。斉泰は溧水りっすいの人、洪武十七年よりようやく世にづ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)