“よろぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
余綾50.0%
淘綾50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
足柄の真間の小菅を踏み、箱根のろのにこ草をなつかしみ寝て相模さがみへ出た。白波の立つ伊豆の海が見ゆる。相模小嶺おみねを見過し、真砂余綾よろぎの浜を通り、岩崩いわくえのかげを行く。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「玉津島磯の浦廻うらみ真砂まなごにもにほひて行かな妹がりけむ」(巻九・一七九九)、「相模路さがむぢ淘綾よろぎの浜の真砂まなごなす児等こらかなしく思はるるかも」(巻十四・三三七二)等の例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)