“よつで”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
四手83.3%
四手駕16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
威勢のいい四手よつで駕籠が次郎左衛門を追い越して飛んで行った。その提灯の灯が七、八間も行き過ぎたと思う頃に、足早に次郎左衛門の後をつけて来た者があった。
籠釣瓶 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ちょうど一昨日おとといの夕方でありました、うちの男衆がこの出水でみず雑魚ざこを捕ると申しまして、四手よつでを下ろしておりますと、そこへこの犬が流れついたのでございます、吃驚びっくりしてよく見ると
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
話しながら、何気なしに日本橋の方へ待ちびた眼をやると、今度こそたしかにそれ! はやを打たせて四手駕よつで、三ちょう、エイ、ホイとこっちへ棒を指してくる。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)