“よっかいち”の漢字の書き方と例文
語句割合
四日市100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、関、亀山かめやま四日市よっかいち、桑名、宮、岡崎、赤坂、御油ごゆ、吉田、蛸は大威張りで駕籠にゆられて居眠りしながら旅をつづけた。宿に着けば相変らず夜ふかしと朝寝である。
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
夫は格子こうしのとこに立ってて、実は今さっき、伊勢の四日市よっかいちい帰る人あって湊町みなとまちの駅まで送って行って、戻りしなに心斎橋筋散歩してたら、光子さんのいなさるとこ確かこの辺やったなあ
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
そういうわたしは、相州そうしゅう鎌倉かまくらにも小田原にも、上総かずさ富津ふっつにも時を送ったことがあり、西は四日市よっかいち神戸こうべ須磨すま明石あかしから土佐とさの高知まで行って見て、まんざら海を知らないでもありませんでした。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)