“よたかそば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夜鷹蕎麦66.7%
夜鷹蕎麥33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
枯れ柳の暗いかげを揺りみだす夜風が霜を吹いて、半七は凍るように寒くなった。かれは柳の下に荷をおろしている夜鷹蕎麦よたかそば屋の燈火あかりをみて思わず足を停めた。
半七捕物帳:37 松茸 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
もつとも外へ出ますと夜鷹蕎麦よたかそばでもなんでもありますから貴所方あなたがたのおあし御勝手ごかつて召上めしあがりまして。
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
「まだ薄明りですが、それでも路地の外にはもう、夜鷹蕎麥よたかそばの屋臺が出て居ますよ」
「丹波屋の隱居は、物事が理詰めで、滅多なことでは人に物を言はないが、あんまり几帳面で附き合ひにくい——とね。すると、お隣りの夜鷹蕎麥よたかそばの半兵衞は、あわててその口をふさぎさうにしましたよ」