“ようしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
要津71.4%
養真14.3%
楊震14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳥羽の要津ようしんをひかえ、淀川の流れをひいて、即ち、城ぼりめぐらすの水とし、堺の繁華は眼下に近く、中国、朝鮮、南方諸島に通う無数の交易船をそこに繋ぎ、奈良街道は遠く大和やまと
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
森枳園、名は立之りっし、字は立夫りつふ、初め伊織いおり、中ごろ養真ようしん、後養竹ようちくと称した。維新後には立之を以て行われていた。父名は恭忠きょうちゅう、通称は同じく養竹であった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
同じ年に森枳園きえんの家でも嫡子養真ようしんが生れた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
神貌じんぼう清白、眉ほそく、眼すずやかである。これなん弘農こうのうの人で、一門から六相三公を出している名家楊震ようしんの孫で、楊修ようしゅうあざなは徳祖という。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)