“やねや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
家根屋33.3%
屋根屋33.3%
屋根職33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兼「お嬢様、重さんが家根屋やねやさんを連れて来ましたよ、此間こないだあなたに愛憎尽あいそづかしを云ったのを悪いと思って来たのでしょう」
丈「なんだかねえ、此間こないだ大工の棟梁にどうも今度の家根屋やねやはよくないと云ったから、大方それで来たのだろう、どんななりをして来たえ、半纒はんてんでも着て来たかえ」
屋根屋やねやという専門の職人の、腕をふるう領域はますます多くなり、これまで久しい間農民の持ちつたえた技術は、これと反比例に、おいおいと隠れてしまったのである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
普請ふしんはもう八どおりも進行しんこうしてり、大工だいくやら、屋根職やねややらが、いずれもいそがしそうに立働たちはたらいているのがえました。