“やなぎごうり”の漢字の書き方と例文
語句割合
柳行李100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
特に焼物で丹波を語りましたが、但馬たじまを語るものは「柳行李やなぎごうり」であります。これは豊岡とよおか町が主な産地で仕事は盛なものであります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
「お安い御用だ、親分、——その押入の中にある柳行李やなぎごうりと風呂敷があっしの世帯しょたいだ。はばかりながら錦の小袖も、絹のふんどしもあるわけじゃねえ」
かれは柳行李やなぎごうりをあけて、そのころの日記を出して見た。九月二十四日——秋季皇霊祭。その文字に朱で圏点けんてんが打ってあった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)