“やおもて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
矢面66.7%
矢表22.2%
八面11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
矢面やおもての犠牲者と見えたが、柳下父子を初めとして、法螺忠や金蔵の悪評は、桜の時分に此処ここに私たちが現われると直ぐにも聞いたはなしで
鬼涙村 (新字新仮名) / 牧野信一(著)
やむことなく駒井能登守が、神尾主膳の矢表やおもてに立つことになりました。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
天地あめつちひらけしはじめ、成り成れる不尽の高嶺たかねは白妙の奇しき高嶺、駿河甲斐二国ふたくにかけて八面やおもてに裾張りひろげ、裾広に根ざし固めて、常久に雪かつぐ峰、かくそそり聳やきぬれば、いかしくもたゞしきかたち