“もろも”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして水分を含んだ日の光に揺れて、年久しく腐ったもろもろの生物の魂のように、ふわふわしてさまよっている。
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)
何を言え偉くてもろもろの学者が宗と崇むる蘭山大先生がこれをエゴノキと書いたもんだから、学者仲間に何んの異存があろうはずなくたちまちソレジャソレジャとなってその誤りが現代にまで伝わり
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
雲の焼くところ、かしこに自然の関鍵を握れるものありと、羨ましくおもったろう、馬士が通る、順礼が通る、農夫がくわ取る手を休めてたたずむ、もろもろの疲れ、煩い、興奮は
梓川の上流 (新字新仮名) / 小島烏水(著)