“むなげ”の漢字の書き方と例文
語句割合
胸毛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どんなに眠かつたか、素肌の上に半纒はんてん一枚羽織つて、胸毛むなげと一緒に、掛守りと、犢鼻褌ふんどしが、だらしもなくはみ出します。
なかで、胸毛むなげにふかくくびをうづめた母燕おやつばめねむるでもなくをつぶつてじつとしてゐるとひなの一つがたづねました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
たとえば「河馬かば」とか、「仁王におう」とか、「どぶねずみ」とか、「胸毛むなげの六蔵」とか、いったようなのがそうであった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)